こんにちは、イエステーション安佐南店の三代です。
現在住宅メーカーその他木材を扱う会社で大きな話題、心配事になっている「木材価格の高騰」について少し書いてみたいと思います。
先月お付き合いのある工務店さんより「木材不足・価格高騰の影響」という内容の手紙が届きました。
弊社では、不動産の売買仲介と合わせて、購入した不動産を再生し販売する買取再販事業、土地を購入して住宅を建てる建売住宅事業などを行っています。
その建売住宅事業に関して非常に関係のある内容となっていました。
主な内容としては、今後の受注に対する請負価格の値上げ、工期の遅れが避けられないとのことでした。
ある記事によると木材価格の高騰が顕著になっており、価格は3割ほど上昇 1年で4倍になっているとのことです。
何故そこまで価格が高騰しているのか、その背景には何と何と新型コロナウイルスの影響があります。
理由としていくつかありますが、アメリカでは新型コロナウイルスの影響で住宅の買い控えが生じたものの、一度落ち込んだ需要の反動や郊外への移住需要の高まり、さらに歴史的に住宅ローンが低金利で借りられることから、住宅需要が堅調となった。このような需要の高まりから、北米で生産される住宅用木材の需要も高まっており価格が急騰しています。
中国においても市場が一早く回復傾向にあり、あの超超巨大市場での需要が旺盛になっています。
日本においては、新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークの普及などにより郊外への移住や一戸建ての需要が高まり、新築やリノベーションの需要が急増、家にいる時間が増えたことからDIYなどでの材木利用が急増し都心から離れて新たに新築を建てる方が多くいることも原因の一つです。
さらにここへ来てワクチン接種の広がりによる景気回復への期待感も、木材価格が高騰する一因とされています。
コロナウイルスの影響なので、世界的な価格の上昇になっています。
巷では、この価格高騰をオイルショックならぬ「ウッドショック」と呼ぶようです。
「ウッドショック」の発生した2つ目の原因と考えられるのが「コンテナ不足」と言われています。
いろいろな国の木材を外国から日本の港へ運ぶためには大量のコンテナが必要になります。
しかしコロナウィルスでステイホームが広がり家中需要が増え、世界的に物流が活性化=<コンテナ不足>が起きています。
その結果、コンテナが足りず日本まで木材を運べないという状況となっています。
また、海上輸送を行うコンテナ船が新型コロナウイルスの影響で運賃が高騰していることや、円安が進行していることも輸入木材の価格高騰につながっています。
日本は5割~7割を輸入木材に依存していますので、このような状況をもろに受け一種のパニックになっているのです。
木材を用途に合わせて加工するプレカット工場でも、新規の工務店の受注は制限しているなどといった声も一部聞かれます。
ウッドショックがいつまで続くのか、木材の供給不足がいつ回復するのか、見通しは全く分かりません。
上がったものは必ずどこかで調整局面に入ります。いずれ材木の価格も自然と安定してくると思います。
世の中の動きに注力し、皆様へより良いご提案ができるよう邁進してまいります。
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